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インシテミル (作者: 米澤 穂信さん) [本]


インシテミル (文春文庫)

インシテミル (文春文庫)

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: 文庫



私、基本的に本を読まないんですが(←時間がないから)、これは興味があったので手に入れました。
以下、もちろんこの手の本なので(最後どうなるか等の)ネタバレはありませんが、ちょーっと設定くらいは書くと思うので完全に知りたくない人はスルーでお願いします。



クローズドサークル。
いいですねー、それだけで相当面白そうな響きです。

なのに、それだけじゃなくて時給112,000円とか破格の設定の奇妙なバイトで集められた、といきなり非日常の匂い。
いいですねー、いいですよー。
実際、それだけで読もうと思いましたから。
・・・そして登場人物たちにあてがわれる武器の数々。

一気に読んでしまいました。
読後感が悪いんだろうなと思っていたためか、そうでもなかったように思います。
もちろん完全にスッキリするかといえば、「?」なところもなきにしもあらずですが。
(そもそものラストまでの推理の流れを振り返るとスッキリしない・・・作者の文章力に引っ張られてるところがなくもない)
それに、まあ、こういう話でハッピーエンドってないんだろうけど・・・、誰かが死んだり怪我したりするから「推理小説」って成立する訳だし・・・。
ラストで必ずしも帰結してない部分が、ちょっと気になる。
この後どうなるんだろうとか、あれ、これって・・・?みたいなとこ。

でもやはりそもそもの「非日常」な舞台・・・ありえないシチュエーションってのがこの本の最大の魅力だと思うので、細かいところは無視できて兎に角ファンタジー好き(←っていうのかな^^;)ならオススメです☆

少し時間経ったら、もうちょっと細かいところ拾って2周目したいと思います^^。

映画も興味あるけど、何よりサウンドノベルにしたら面白いだろうなー。




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コメント 2

night_falcon

僕も買った。
でも、まだ読んでない。

というか、一時帰国時にもはや「仕入れ?」って位、もう気に成る本を
ほぼジャケ買い、タイトル買い、POPの内容買い?で漁って戻るので、
その中の一冊にありまして。

もち、僕も設定が面白そうだと思って買ったんですが、Dandeさんの感想を見ると
乙一辺りが気に入るんじゃないかと思いますよ。
ありえないシチュエーション+ファンタジー要素では群を抜いている作家さん
だと思います。
湿り気具合が良いんですよ。
(アレです、基本的に僕がよく見る夢のような話を書く人ですね・・・苦笑)

比較的本好きなもんで、以前からお勧めしている伊坂さんに次いで
乙一さん辺りは気に入ってもらえると思います。

インシテミルは、上記のとおり買いあさってきた中では他に読みたい本が
あったのでもうちょっと後に読もうかなと思っていましたが、
今日の日記を拝見し、いま読んでいるのが終わったら読んでみようかなと
思いました。
by night_falcon (2010-10-13 01:36) 

dandelion

night_falcon さん、こちらもこんばんわ。

乙一さん?
まずは伊坂さんかな・・・?
図書館にでも行ってこようかしら。
でもオイラ、基本的に湿り気はニガテなんだけどな、大丈夫かな(どきどき)。

ふぁる氏が読んだらまたいろいろ感想があると思いますけど、深いこと考えず楽しんで読んでくださいねー(^^


by dandelion (2010-10-13 21:13) 

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