7SEEDS 31 (フラワーコミックスアルファ)（作者: 田村 由美さん）

7SEEDS 31 (フラワーコミックスアルファ)

• 作者: 田村 由美
• 出版社/メーカー: 小学館
• 発売日: 2016/03/10
• メディア: コミック

まだまだ続きそうな31巻目。


毎度思うのですが、約30人くらいの登場人物に、ちゃんと歩んできた人生があって、今がある。
描き分けが凄いなと思います。

漸くチームが収束し、一つに纏まろうとはしています。
が、年頃の男と女がいれば揉めるのは当然で・・・、まぁ、今回、そこは一つクリアしたのかなと。

全く生活環境の違う人間が集まったとき、理解しあうって難しいけどさ、向き合い続けていれば、関係性という意味では終わらないじゃない。背を向けたらそれまで。
でも、ずっと受け入れようと努力して手を伸ばし続けるのも、しんどいこともあるよね。。
誰かひとりでも欠けると生きていくのが大変になってしまう状況だし、基本的にロクデナシが居ないのが前提ではあるけど、年上組がよくやってるんだと思う。
チーム毎にリーダーがいて、そのリーダー間でもこれまでごたごたがありましたが、彼らだけでも個性があるし、面白い。

これは個人的な意見ですが、会社の社長とか国のリーダーくらい、多くの人を束ねたり従えてたりするのは別として、ある程度の集団でのリーダーって、案外誰でもよかったりするよね。
勿論能力があるならこしたことないですが、カリスマ性とか、一目置かれるタイプであればそれで十分。
大事なのはリーダーの横に居る人（リーダーを支える人）のサポート力。
目立ちたい人にとっては面白くない役回りかもしれないけど、何だかんだ、一人で突っ走るより、グループは上手くいくと思うなあ。
という訳で、私は秋のチームが結構好き（以前のではなく、今の）。
派手な夏Aと、主人公夏B、そして春の花ちゃんがメインなのは仕方ないけど・・・、いい仕事、それぞれしてるんだよなあ。バランス取れてるし、秋のチームだけでも生き残れそう。
春って、花ばっかりで他がぼんやりしてるなあ、そういえば・・・。
（そして花は、周りを巻き込んで酷い目にあわせる無能なリーダーだからあんま好きじゃない。どんなに可愛くても猪突猛進タイプは苦手＾＾；）

この巻の最たるは、帯にもあった、新巻くんの一言でしょう。
・・・茂。もう随分昔の話みたいだ。
安居はどうするんかな。
しっかりしてるように見えて、結構精神的に幼いよね、彼。
だからこそ、涼とセットなんだろうけど。
今後の彼の成長に期待。

次回はこれまでスポットが殆ど当たっていなかった角又さんか！