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☆君のすべて、僕のすべて [詩]

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君は僕にとってどんなひとなんだろう
夏の夜
大きな月を眺めながら
ふと思ったんだ

潮風が僕の周りを通り過ぎた
僕が何度か呼吸した後で
きっと君の頬を撫でるんだろうな

そのとき君は
優しく愛を想って微笑んでいるだろうか
それとも気紛れな嘘を嘆いて
悲しみを湛えた瞳を伏せてしまうだろうか

目を閉じて
少しだけ君のこと
思い出してみる

君は僕にとってどんなひとなんだろう
夏の夜
僕はそんなふうに
ふと思ったんだ


僕の世界に弾むようなメロディを届けてくれたひと
僕の世界に様々な色を添えてくれたひと
僕の世界に大きな虹を架けてくれたひと

僕の眼に真実を見抜く力を与えてくれたひと
僕の唇に闘うための言葉を捧げてくれたひと
僕の頬に微笑みを預けてくれたひと

僕の心に温もりを教えてくれたひと
僕の心に優しい痛みを投げてくれたひと
僕の心に君のすべてを映してくれたひと


君が現実から目を逸らさずに
足掻いて、もがいてくれていたから
この広い、広い世界でも
僕は君を見つけることができた

君と繋がる言葉に触れて
僕は君を感じてきたんだ

君もこうして
僕の言葉を感じてる?
言葉から広がる愛しい想いを拾い集めて
そうしてまた
誰かに繋げてる?


いつまでも これからも
そのすべてを受け止めて
僕は君の愛でありたい


---


実は僕と君を所々逆転して書きました。
君は僕のようで、僕は君のようで。
要するに鏡のような存在同士、というイメージで。

自分がこう思っているかどうかはともかく、久しぶりにいいフレーズが浮かんだので形にしてみた次第。
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