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☆Take me to your heart ~貴方のいる場所が楽園~ [詩]


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人混みを掻き分けて 流れに逆らって
息すらもできない状況で 髪も、身に纏う服も振り乱したままで
それでも 貴方のいる場所へ何とか手を伸ばした

貴方はたくさんの光り輝く星に囲まれて
その中央でより美しい光を空へ放っていた
伸ばした手は それらに押し戻されて
私はまた貴方から遠ざかってゆく・・・

貴方が放った光は 雲を貫き その向こうにある太陽を呼び込む
やがて雲間から 暖かい光が差し込み貴方を照らす
光同士共鳴し合い さらに強い輝きを生み出すのを見て
私は間違いなく 貴方のいる場所こそが楽園だと思った

星たちはぶつかり合い 大きな塊となったり 小さく粉々に壊れたりした
流れ星となり 刹那的に貴方の傍を通り過ぎる星もたくさんあった
それでも 貴方は輝きを止めることはない
貴方が輝き続ける限り 星たちは貴方の周りに集まり
様々に形を変え 求め 手を伸ばすのだ

星たちは光の強さや温度を敏感に覚(さと)る
けれど
貴方は星たちの惑わす声に耳を傾ける必要はない
傷ついてまで手を差し伸べなくていい
星が囁く真実はいつもたった一つだけ
「キミヲアイシテル」

決して届かぬからこそ焦がれる楽園
選ばれた者だけが足を踏み入れることができる場所
貴方という名の光を受け止める 優しい海が
その楽園にあるといいな
遠い場所から貴方をみている 星にもなれない小さな塊の
それだけがたった一つの小さな願い


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3年前の自分の誕生日に書きました。
ちょっと今旬なイメージがあったので、いいかな~と思って。
星=ファンである私たち、っていうイメージです。



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